寮からそう遠くない所にその名も「カブヤオ・スタジアム」という闘鶏専用のスタジアムがありまして一体どんなものか仲間数名と観戦してみました。
建物内は結構本格的なつくりで八角形の柵に囲まれたリングを中心に観客席があり独特の雰囲気が醸し出されていました。
まだ観客もまばらな時に何の前触れもなく唐突に試合が始まり、それぞれ鶏をかかえた二人の闘鶏ブリーダーがお互いの鶏の闘争心を煽るようにくちばし同士を突付きあったりした後に地面に鶏を置いて試合開始。
と、いきなり一方の鶏が飛び上がって相手を両足で踏みつけるように体当たり。
ちなみに鶏の片足には刃物が取り付けられています…。
下になった鶏はあっという間にグッタリしました。レフェリーがまるでカウントを数えるようにグッタリしている鶏を三回程立たせようと持ち上げましたが、すでに瀕死の状態です…。
試合終了。
負けた鶏はバケツに頭から放り込まれて係員が持っていきます…。試合時間1分弱。
なんとも言えない強烈なインパクトを覚えました。
そしてそんな試合が20〜30程続きました…。
試合が進むにつれ観客の数も増え歓声も大きくなります。というのも観客の多くがどちらが勝つか賭けているのです。試合前には魚市場の競りのような賭けの交渉、一試合終わるごとに賭けた者同士でお金が飛び交っていました。
そんな光景が日曜の午前中に行われています。闘鶏のDVDなども街のDVDショップで売っています。
観光地めぐりでは体験できないフィリピンに触れた気がしました。
闘鶏観戦。レアですね。
ところで、闘鶏は
軍鶏なんですか?
お元気ですか?
そう軍鶏です。
秒殺試合の連続でした。