先日、フィリピンの格闘技大会URCCに生徒・スタッフ皆で観戦に行ってきました。
URCCは前スタッフ西村先輩や、現在自分が出させていただいているフィリピンで一番大きな総合格闘技のイベントです。今回が今年最後の開催でした。
15〜51歳と昭和と平成を繋ぐバラバラの年代、何の共通点も無い生徒達。こういった格闘技の大会は好き嫌いが分かれると思うのですが、行きたい人!と食事の際に挙手を求めると意外な事に長澤先生を除く全ての人が参加!
単純にいつもとは違う環境に行って行ってみたいのか、長い生活の中で格闘技に興味が出てきたのか、、帰りが遅くなり次の日の朝が休みになる事を狙ってるのか、、、。笑
とはいえ皆しっかり午前中に稽古をして事なので元気で良いです。
ちなみに長澤先生は「(森川が出ない為)興味が無い」との事でした。笑
バンに乗り込み揺られる事2時間、到着した会場は自分が4月に出場した際と同じ会場でした。(結果はブログ参照、、)
周囲が自分に気を使っているように思うのは自分の思い込みでしょうか。笑
入口付近で看板に興奮する生徒達。初めて自分のサイズのTシャツを見つけ購入するミスター。笑
会場へ入ると、はじまるまでいつものようにスポンサーであるビール会社のビールの早飲み選手権、某牛丼屋さんによる牛丼早食いなどを経て、某日本初の格闘技イベントの影響を受けたであろう事を感じさせるオープニングセレモニー。
出場選手がステージに並びます。
今回自分が見たかったのは、前回自分が負けたジェシー・ラフォールズ選手と
自分が出稽古先のジムで練習を共にしたクリス・ルナ選手。共にセミファイナル・メインイベントでタイトルマッチに望みます。
最近シンガポールで開かれた国際的な格闘技イベントでフィリピン人、URCCの選手がメインイベントで勝利し、注目されるフィリピン格闘技界。今回は日本からも取材が来ていたようです。
それもあってか序盤から激しい試合が多く、フィリピンの人の適正な階級である軽量級の試合はレベルも上がってきていてかなり刺激を受けました。
中には“巨人vs生贄“と呼ぶにふさわしいザ・エンターテイメント!!なミスマッチのマッチメイクも所どころ見られましたが、、。
総合格闘技は寝技があり、技を知らないと見方が分からず良く分からないという人の話を聞いたりしますが、生徒達は毎日稽古し上達しており、格闘技の見方が分かるようになってきているようで時に身を乗り出し、歓声を上げ楽しんでいる様子でした。
そしてセミファイナル・メインイベント。
応援していたルナ選手は15cmの身長、同じ83kg級とは到底思えない体格差とパワーに圧倒されバックマウントからのパウンドでTKO負け。
正直このマッチメイクには疑問を感じ、悔しかったです。
そしてメインのラフォールズ選手、序盤からエンジン全開でテイクダウン、マウント、サイドポジションと圧倒していたものの仕掛けた技を再三凌がれ、まさかの失速!!疲労困憊で凌ぐ力も無く、マウントからのパウンドでTKO負けを喫しました。
うーんショックです。もう一度ラフォールズ選手と闘って勝つ所を皆に見せてやりたかった。
けど時間が経つにつれ、そんな気持ちも余計なもので、リベンジとか、そんな人と比べず意識せず、自分自身が強くなればいいのだろう、、なんて考えさせられるイベントでした。
そして試合直後、これは気のせいではなく思い込みでなく、確実に周囲に気を使われています。笑
皆白熱した展開に満足したようで、誰に聞いても「面白かった!」と言っていました。
翌日の稽古では皆気合の入った表情で取り組んでいました。昨日の試合と自分達のやっている事と重ね合わせているのでしょう。皆にも良い刺激になったようです。
リングと言う逃げ場の無い場所で一対一で闘う姿は、見ている人に何かがに伝わります。普段共に生活し、トレーニングをする中であれば尚更そう感じるのではないでしょうか。いつか生徒の中からも、URCCに出場してくれる子が出てくれると、、
そう考えると胸が躍りますね。
来年は自分も彼らに刺激を与えられるように頑張ります!
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‥‥‥???
ブログ見ますた^^