11月22日、小沢先生は兵庫県神戸市、甲南女子大学にて開催された、BCIA認定 ドクター・パールの 実践ニューロフィードバックセミナーに出席、加えて学園スタッフ齋藤も参加しました。
このニューロフィードバックとは、NHK番組デレクターである善家賢氏が、その取材内容をまとめた著書「本番で負けない脳トレーニングの最前線に迫る」新潮社(2010.1)の中で紹介されたニューロフィードバック(脳波バイオフィードバック)は、最新の脳科学とエレクトロニクス技術を用いた21世紀の新しいアプローチとして注目されています。
アメリカの精神保健局(National Institute of Mental Health:NIMH)からは特に自閉症やADHDの治療として極めてこうかがあると認められているそうです。
また、イタリアのサッカーチームACミラノは、パフォーマンス向上のために用いております。このように医療、教育、スポーツ、ビジネスなど幅広い領域において効果の期待できる、ニューロフィードバックを日本語テキストと通訳付きで4日間で集中して学びながら、実際の機器の操作を取得することができるセミナーです。
(アイ・プロジェクト統合医療研究所ホームページより引用)
セミナーを主催されているのは、アイ・プロジェクト統合医療研究所で、先日の、臨床ニューロフィードバック協会(小沢先生が理事)の理事長で、東邦大学教授、ディヤーナ国際学園 特別教育顧問 田崎美弥子 先生、同大学助教授 山口哲夫 先生、同理事で、ナチュラル診療内科 クリニック院長 竹林道紀 先生、が中心に開催されました。
受講生も、大学教授、精神科医、臨床心理士など心の問題に取り組んでおられる方々ばかり。
講師のドクター、モッシュ・ポール先生はとても優しい雰囲気と、ユーモアの溢れるセミナーに、脳と言う難しい分野で、更に英語でのセミナーでしたが、楽しく学ばれておりました。
初日は、ニューロフィードバックの歴史や機器の使い方を学び、実際にカウンセリングの要領で、開眼時、閉眼時の脳波データを取りました。
また、モッシュ先生がこれまでの臨床での経験談や、効果の論文として、発達障害、強迫障害、不安、睡眠、頭部損傷、精神薄弱、ピークパフォーマンス等への有効性のお話などを学びました。
このニューロフィードバックが発達障害や、無気力、うつなどに有効だとのことで、学園生徒のみならず光明が差し込んだような気持ちです。
2日目は、これを元にトレーニングをするそうです。とても楽しみです。