生徒Kは、学園生徒の中では結構ベテランで、カブヤオで生活した後、再びフィリピンへ渡り、ラオス修練所で1年弱修業の後、帰国しました。
今では近所のスーパーの中にある回転寿司でアルバイトをしながら、私が教える中川、松川の少年空手教室にも指導者見習いとして同行し、少年部を指導しています。RF大会にも参戦し、稽古に対するプライドは、他の生徒と比べても誰にも負けない思いがあるのだと思います。
ネガティブな思い込みが強く、こちらが先々の仕事、指導に対する指示、助言を散々悪態をつきながら拒むくせに、いざ行ってみると何も問題なく行え、「思ったより簡単ですねw」とケロッとして楽しむ姿を何度も目にし、そのたびに軽い殺意を覚えるのですが(冗談)、薄皮をはぐように成長を重ねています

さて、Kは、出場したクラスの優勝者に優勢い負けで涙を呑みましたが、その試合会場で2名にしか与えられない特別賞をもらえました。
これには、全く予期していなかったKは、感激の涙。涙。
忘年会に向かうまでの車の中で、延々と喜びの言葉を繰り返すKに、軽く疲弊しましたが、こつこつ積み重ねてきた努力を理解してくれたような喜びでいっぱいだったのだと思います。おめでとう。

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