空手道禅道会、ディヤーナ国際学園、フィリピンカブヤオ道場 森川英雄道場長のフィリピン、プロ格闘技イベントURCCへの出場した際の報告ブログです。
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1月31日にフィリピンの総合格闘技大会URCCに参加させていただきました。
今回でプロ9試合目。5年で9試合は少ないか多いかは置いておいて、色々と日本と勝手の違う海外で中身の濃い格闘技生活を送らせてもらっています。
今回はそんなフィリピンでの格闘技生活の一幕を報告したいと思います。
今回の相手はGinel Francis(以下ジネル)という選手で、キャリアはまだ3戦で、最近フィリピンにも進出してきたアメリカ資本のキングオブケイジという、知る人には有名な大会で試合を積んできたそうです。
ですが私も、彼より3倍のキャリアを積んで、今年こそURCCのチャンピオンベルト奪取を目標に上げる自分としては負けるわけにはいかない相手です。
しかし、敵は彼だけではありませんでした。
軽量については、多くの団体では選手の負担を考え、試合までのリカバーもあり大概は午前中に済ませるはずですが、今回の場合は、前日の計量から午後1時に始まると言われ、なんだかんだと大幅に遅れ、結局3時スタートになりました。
そんな状況で、さらに驚いたのが、減量の為、水も食べ物も口にできず朦朧とする選手になんの遠慮もなく、計量先の事務所では、事務員の一人が誕生日らしくピザやジュースを持ち込み宴会していました。自由です・・・
そして数時間後・・・
ようやく始まった計量に、しばらくたっても相手のジネル選手は現れませんでした。
なんと、交通渋滞の為・・・だそうです。
待ちくたびれ、僕だけ相手を確認できませんでしたが、減量が厳しく、もう早く食べ物を体に入れたかったので退散しました。
こんな、日本では考えられない状況のおかげで、精神もタフになった様で、自分は対戦相手の情報を別に知らなくてもいいや。と最近は思えるようになったのですが、今回は過去にも増して、まったく情報なし。どうなることやら。
しかし、やはり流石に相手の構え方ぐらいは知りたいかなと思い、いつも私が出稽古に行かせてもらっている所属ジムのコーチにメールすると、「誰でもいい、俺たちはヤル!」という、前向きなメールしか返ってきません。笑
そもそも、ちゃんと彼は計量に来たのでしょうか・・・?
さて、試合当日。
先程の軽量の時もそうですが、フィリピンは時間にのんびりしています。
例によって試合の開始時間だと言われていた午後7時には始まらず、まだお客さんもまばら・・・
お客さんがまばらなのは仕方ないかなと思いましたが、なんと、参加選手までまばらなんです・・・
なんと、開始時刻の午後7時には、自分ともう一人の選手しか来ていないのです・・・
結局、全選手が集まったのは予定から2時間遅れ、そして急にバタバタと慌しく、ハンドテープを巻くと(フィリピンではグローブの下にバンテージではなくガーゼとテープを巻く)呼び出され、順番待ち。
そこで、長い時間待たされたあげく、なんと、自分の番になってバンドテープが切れたと言います。
結局、バンテージでいいと言われる始末・・・
しぶしぶ会場にも戻った頃に、ほどなく第一試合開始。
自分の試合は、第三試合で、準備運動もしてなかったので急いでアップを開始。
そしたら第一試合がなんと、8秒で終わり余計に急かされます。
第2試合も3分ぐらいで終わってしまいアップから直行でリングへ。試合前に既に汗でヌルヌルに。
名前をコールされリングに上がる。遂にジネル選手と初対面。ちゃんと来てくれました。(笑)
バタバタと急かされ過ぎて、自分もファールカップを忘れていました。笑(その後マウスピースも忘れていることに気づく)
なんだかんだで、やっと試合開始。
ジネル選手の打撃が全く見えず、いきなり効かされ苦し紛れのクワガタタックルに思いきりカウンターの膝を入れられたところにフロントチョーク。いきなりの大ピンチでしたがなんとかしのぎインサイドガードからコツコツとエルボー。ジネル選手が思った以上に力が強く、膠着した展開が流れ2Rへ。
今日は自分からガンガンいく!そう決めて来たのですが、第一試合に出場した選手(友達)が8秒でKOされたこともあり、作戦は思いきり迷いが出ました。
自分が、中途半端に突っ込んだところにカウンターのフック、タックルを潰されパウンドを打たれながらもう駄目だと思いましたが意地でドライブしテイクダウン。
再びエルボー開始。相手が焦ってきたところに連打、ダメージが溜まってきた相手の荒い十字を捌いてマウントポジション(馬乗り)奪取。残り10秒のカチカチが聞こえ”終われ!!”と思い全力でパウンドとエルボーを落とし、動かない相手にレフリーが試合を止めてくれました。
終わった瞬間に、技術的に反省点が多く、”何やってんだ!”と自分への苛立ちが強く、正直、手放しでは喜べなかったのですが、しかし試合とは、相手があって事ですから、それは相手に失礼だと思い直し、全力で立ち向かってくれたジネル選手に感謝。また少し成長できた気がします。
フィリピンで戦っていくとシステムがしっかりとしておらず、アナログな対応を迫られることが多いですが、お陰で色々な困難にとっさに対応したり、受け入れられるようになっている気もします。ただ、現地化してきたのかもしれませんが・・・笑
これで2連勝。
今後も、ひとつひとつ大切に戦っていき、目標のURCCタイトルマッチに辿り着けるよう頑張ります。
皆様、応援有り難うございました。押忍!
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森川先生、今後もご活躍を期待しております!!!
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